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【悲報】TwitterとThreadsはどちらもオワコン?情報発信ツールの行方について考察

こんにちは、ノマドワーカーを目指しWebマーケティングを学習中のYuzuです。

情報発信に欠かせないSNSですが、皆さんはテキストベースのSNSだと、TwitterとThreadsどちらを使っていますか?

Twitterは、長らくテキストベースの情報発信ツールとして一強を誇ってきたSNSですが、イーロン・マスク氏に買収されて以降の失速が激しいのはご存知のとおり。
おまけにロゴもアプリ名も変わるとのことで、物議を醸しており、「Twitter 終了」のツイートが連日Twitterを賑わしています。

その隙を逃さないかのように、InstagramのMeta社が初期のTwitterとソックリと言われるThreadsをローンチして話題になりましたね。
・・・ましたね、と過去形であるのは、ローンチしたばかりなのに既にユーザー離れが加速現時点で既に7割減!・・・もはやオワコン?との噂が流れているからです。

この対抗する二つのSNSに未来はあるのか?
今後、あなたがメインで使用する情報発信ツールを見定めるためにも、詳しくチェックしていきましょう。

Twitterの最新の動向と今後

青い小鳥からXへの転生

長らく親しまれてきた青い鳥のロゴから、白黒の「X」のロゴへの変更が発表され、Web版から徐々にロゴとデザインの変更が行われ始めているTwitter。
アプリ名も、小鳥のさえずりであるtweetが語源という可愛らしさのあるTwitterから、物々しさやミステリアスさを感じる「X」へと変更が予定されています。

そして、ツイートの新しい呼び名は、「X’S(エックセズ)」となるとのこと。

日本語で言う場合は、「ツイートする」じゃなく、「エックセズする」となってしまうんでしょうか。
なんだか舌を噛みそうで非常に呼びにくいような・・・もしかしたらカッコ良さはあるのかもしれませんが、厨二病的なものを感じてしまうのは、私だけでしょうか。
また、Twitter Japanは、某バンドの名前そのままである「X Japan」になる?!という話題でも盛り上がっていますね。

とりあえず、今までのTwitterのイメージを丸っきり一新してしまいたいと言う強い野望は伝わってきます。

それもそのはず、CEOのリンダ・ヤッカリーノによると、今後「X」は、「オーディオ、ビデオ、メッセージ、金融を中心とし、相互にアイデアや商品、サービス、グローバルなマーケットプレイスを創造する」ものへと変わっていくことが予定されているからです。

つまり、今までの情報を呟くというアプリから飛躍し、何でもできるスーパーアプリ化を目指すための第一段階が、「X」へのロゴとアプリ名の変更となるわけです。
なお、モデルとしているのは中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」であるとのこと。
ウィーチャットは、「中国版LINE」とも呼ばれていたSNSとなりますが、1つのアプリから複数のオンラインサービスにアクセスできるのが特徴であり、そういう意味ではスーパーアプリと呼べるのでしょう。
今後、どのようにエッセンスを取り入れていくのかは大変興味深いところです。

気軽に呟くだけの場所から、特に金融面を強化し、よりビジネスへと深く直結したSNSへと変わって行くことが予想されます。
またスーパーアプリ化を目指すために、外部サービスとの提携や買収戦略を推し進めて行くと考えられています。
事実、2023年4月にイスラエルのネット証券会社イートロ(eToro)と提携したことで、Twitter上で株式や暗号資産(仮想通貨)の取引ができるようになりました。
イーロン・マスク氏はXを「世界最大の金融機関」にしたいと過去のインタビューでも述べています。

改悪アップデートの先にあるもの

2022年10月にイーロン・マスク氏がTwitterを買収してからというもの、毎週どころか毎日のように何かしらの技術的な不具合や改悪アップデート、Twitter社での問題が続き、Twitterに愛想を尽かしアカウントを削除したという人が続出しています。
特に有名人が、Twitterが愛すべき場所ではなくなった、とアカウントを削除した際は度々ニュースとして取り上げられていましたね。

様々な迷走を経て、ついに「X」への変更が動き出したことで、更なるアップデートが次々に発表されることでしょう。
ただ問題は、新規ユーザーの獲得よりも、今いるユーザーを繋ぎ止められるか?アカウント削除したユーザーを引き戻せるか?にかかっているのではないでしょうか。

ユーザー離れの危機感を感じ始め、退会を阻止するためか、ここのところは改悪アップデートによる規制を緩めて、Twitterのメリットをアピールしています。
「月7ドルで認証ユーザーになれば、広告収入の分配で月に数千ドルを稼げる!」
と、特に有料会員のベネフィットを強調しています。
この広告収益の分配を享受できるのは、Twitter Blueに加入しており、かつ過去3カ月間での月ごとのツイートインプレッション数が500万回を超えているユーザーに限られます。

では、どれくらい稼ぐことができるのか?というと、実際に支払いを受け取ったユーザーの計算によると、下記のような金額になるようです。

1万フォロワー=月25ドル(約3500円)
10万フォロワー=月250ドル(約3万5000円)
100万フォロワー=月2500ドル(約35万円)

実際に高額の支払いを受け取れるのは、ごくごく限られたユーザーのみとなりそうですね。
大多数のユーザーにとってはあまりメリットを感じられないのではないかと思います。

Threadsの最新の動向と今後

ユーザー登録数の鈍化

この記事を読んでくださっている方の中には、ローンチ当日にThreadsに登録した方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
かくいう私も、日本時間のお昼頃にニュースで知り、物は試しとさっそく登録したクチです。
1日であっという間に5,000万ユーザーを獲得したThreadsが、たった4〜5日ほどで1億ユーザーを超えたのは記憶に新しいですが、そこからは伸びが止まってしまいずっと横ばいの状況が続いています。


Threads User Count Trackerより引用。

そもそも、Instagramと連動したアプリのため、登録の気軽さと目新しさである程度のユーザーがInstagramから流れてくるのは当然のこと。
かつ、Threadsのことを何も知らず間違えてInstagram上のボタンをクリックしてしまい、気づいたらユーザー登録されてしまっていた、という人も一定数いるようです。
Threadsの落とし穴として、登録してしまったが最後、Instagramのアカウントを削除しない限り、Threadsのアカウントの削除が不可能であるということ。
まさに罠にハマったネズミ・・・。
ユーザーフレンドリーな仕様ではないですが、策略としては上手く行ったのではないかと思います。
そんなこんなで、1億ユーザーへの伸びは早かったものの、既にピークは終わってしまい鈍化も早かった、という現在の状況。

新規ユーザー数が鈍化している理由は、下記の原因が考えられます。

①もともとInstagramをやっていなかった人には、登録のハードルが高い

②TwitterとInstagramで異なる趣味のアカウントを持っている人には、InstagramとThreadsが強制的に繋がってしまうことが煩わしく、Twitterの代わりとは捉えられなかった

③これ以上はSNSのアカウントを増やしたくない

④しばらく様子を見てから登録するかどうかを決めようと思っている

⑤既に登録したユーザーからのネガティブなレビューを見聞きし、登録する必要性を感じ無くなった

⑤にある通り、当初はThreads上には「I love Threads!」のような投稿が溢れていましたが、しばらくすると様々な非ユーザーフレンドリーな仕様が浮かび上がってきたため、ネガティブなレビューが多数見られるようになります。
そしてそれに伴い、アクティブユーザー数もピーク時より7割減の1300万人へと落ち込んでしまいました。

アクティブユーザー数の激減を招いた原因

Threads User Count Trackerより引用。

このグラフの青い線が、Threadsの平均利用時間を表しています。(オレンジはアメリカの平均利用時間です。)
ピーク時には15分〜20分ほど利用時間でしたが、現在では4分〜6分へと減少しています。
アクティブユーザー数のみならず、利用時間も減っていることから、すっかりユーザーの興味が薄れてしまっていることが伺えます。

では一体、Threadsの何が私たちの興味を失わせたのでしょうか?

①ハッシュタグ検索がない

第一に、ハッシュタグ検索がないということ。
InstagramやTwitterの活用方法でメインとなっている、知りたい情報に簡単に辿り着く術が、Threadsにはありません。
検索できるのはアカウント名だけであり、アカウント名に調べたい該当の単語が入っているかどうか、だけが唯一、見たい情報へ近づく方法です。
SNSの利用において、見たいものが選択できない調べられない、というのは非常に不便極まりない仕様です。

②拡散性がない

第二に、拡散性が足りないということ。
これは非常に大きなポイントで、公開されているアカウントである場合は、その投稿がシェアされて多くの方に見て反応を頂けるかどうかというのは楽しみの一つであったりします。
一応、シェアボタンがあるにはあるものの、TwitterやInstagramと比べると拡散性は全然で、あまり有効活用されていないという状況です。

③エンゲージメント率が低い

第三に、Instagramに比べてエンゲージメント率が非常に低く、有名人やインフルエンサーでもない限り、イイネやコメントをもらえることが容易ではないということ。
ハッシュタグ検索がないせいもありますが、Threadsに登録した人の大多数が、「とりあえず登録してみた」ユーザーであるせいも大いに関係しているでしょう。
自分からフォローをした場合や、有名人などであれば、投稿をチェックする確率が高いですが、Instagramからの自動フォローである場合、そもそも登録をしてもプロフィールから投稿を見に行こうというアクションへはなかなか繋がりません。
また、現在はフォローしている人の投稿が表示されるようになりましたが、最初の2週間ほどは無関係の投稿がランダムに流れて来る状況が続きました。
自分の投稿がフォロワーに表示されない状況や、自分の見たい投稿が見れる訳ではないという状況に辟易し、結果、ユーザーが何のアクションも起こさない、反応が薄いという事態を招くようになりました。

④フォロワーを増やすのが難しい

第四に、既にInstagramで多くのフォロワーを獲得していない限り、Threadsだけでフォロワーを増やすのが難しいということ。
連動しているThreadsでも自動的にフォロワーが流れてくる仕組みになっているため、当然ながらInstagramでフォロワーが多ければ多いほどThreadsでもフォロワーが増え、少ない場合はほとんどフォロワーが増えないという状況です。
イチからフォロワーを地道に獲得していくという公平性は全くありません
また、ハッシュタグ検索や拡散性がないため、新規の方に発見してもらえる確率も非常に低くなっています。
SNSの醍醐味である、新しい繋がりを持つということが、Threadsでは難しいのです。

⑤使用目的が見出せない

第五に、サービス開始を急いでしまったためにプラットフォームがシンプル過ぎ、現状ではあまり楽しむポイントがないということ。
この程度のアプリなら、InstagramやTwitterを使っていればいいのでは?と思われてしまったことは、大きな敗因と言えるでしょう。
とりあえず登録してみたけれど、どう使っていいか分からない、という方が非常に多く、何も投稿しない、最初だけ投稿してみたけれど投稿をストップしてしまった、という状況を引き起こしています。

その他にも細々としたユーザー離れの原因は考えられますが、ざっと上げたこの5点が非常に大きなウェイトを占めているのではないでしょうか。

今後の新機能アップデート(予定)

予定を前倒しまでして鳴り物入りでサービスを開始してから3週間程度しか経っていないにも関わらず、既にユーザー離れを引き起こしているThreadsですが、今後は下記のようなアップデートを順次行い、使いやすさを向上させていく予定のようです。

・投稿の検索
・ハッシュタグ
・ウェブ版のローンチ
・翻訳機能
・より使いやすい投稿の編集機能
・複数のアカウントの作成
・イイネ一覧

などなど・・・
ただ、これらの機能の提供までには時間がかかるとのことです。
ユーザー離れを食い止めるには、どれくらいのスピード感でアップデートを行えるか次第となるでしょう。
(下記の2つ目の動画にて、今後のアップデートについて語っています。)

 

Post by @mosseri
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TwitterとThreadsの現状を比較

Similarwebより引用。

このグラフを見ると、Twitterのアクティブユーザー数はほぼ動きがないのに対し、Threadsが急速に落ちているのが分かります。
やはり、Threadsがローンチを急いでしまったために、非常にシンプルで使い勝手が悪いプラットフォームがすぐに飽きられてしまったという印象です。
Twitterに嫌気が差し、「Twitter 終了」などとぼやきつつ、一時はThreadsに動いたユーザーさえも、結局は使い勝手の悪いThreadsが煩わしくなったり、二つのSNSを使い分けることを面倒に感じたりした結果、Threadsを放置して古巣のTwitterだけを使い続けているという状況も起きています。

似たようなSNSへの乗り換えですと、日本の場合はmixiからFacebookが成功した例ではありますが、Instagramを真似たLemon8はまだそれほど人気が出ていなかったりなど、既にあるSNSを上回る使い勝手の良さや魅力が必要となってきます。

Twitterのゴタゴタに乗じてサービスを開始したThreadsの、最初の期待値はとんでもなく高いものでした。
今後、更なる魅力をアップデートし、Twitterに嫌気が差した人の逃亡先になれるか?が鍵となってきます。

情報発信をするならどっち?

私はTwitterにずっと興味はあったもののどう活用していいか分からず、でもそろそろTwitterに登録してみようかなと思っていたタイミングでThreadsが登場したため、じゃあThreadsでいいんじゃない、と思って登録しました。
ところが蓋を開けてみると現時点ではマイナス面しか見当たらず、このプラットフォームは今後存続するのだろうか?という危機感を抱いています。
同時に、やっぱりTwitterにも登録してみようか、と思い始めています。
Threadsをやってみたことで、逆にTwitterにより興味が湧いた、というパターンになります。

Twitterは今後「X」へと変わり、プラットフォームの仕様もどんどん変わっていってしまう不安定さはありますが、逆に言えば、その節目を見届けられるというのはとても貴重な体験。
このタイミングでの愛想を尽かしたユーザーの退会と、新しいサービスに興味があるユーザーの新規登録、両方の動きがさらに加速していくことが予想されます。
それはある意味、フォロワーを増やすチャンスとも言えるのではないでしょうか。
また、金融面が強化されることで、よりビジネスに使いやすいアプリへと変わって行くことが予想されます。

一方でThreadsは、当分の間は動きが鈍化したままということが予見されます。
ただ、伸び代が全くないわけではなく、新しいアップデートにより爆速で伸びる可能性を大いに秘めています。
とりあえず登録はしておき、たまに覗いたりしつつ、アップデートの最新情報を常にキャッチしておく必要があるでしょう。
また、TwitterがXへと大幅にシフトチェンジすることで、今までのTwitterっぽい部分を引き継ぐ(気軽な投稿がメインとなる)SNSになると予想されます。

2023年〜2024年にかけては、SNSやAI界隈で大きな動きがある年となっています。
その波に乗り遅れないよう、新しいものは臆することなく取り入れ、好奇心を持ってチャレンジして行くことが大切です。